種族人族
国家アーヴェリア王国
状態生存
登場ルーカス篇、ノエラ篇
魔術師旅人
ノエラ・ヴィルト
概要
アーヴェリア王国を旅しながら紀行文を書く魔術師。王都魔術学校を卒業したが、魔術院にも騎士団にも進まず、各地の暮らしや風土を記録する物書きの道を選んだ。魔術師の家系に生まれながら、魔術を「旅の道具」として割り切って使う異色の存在。
人物像
- 20代前半の女性。
- 観察眼が鋭く、人の話を引き出すのがうまい。したたかで世慣れしているが、書くことに対しては誠実。
- 口調は素朴で飾らないが、取材相手には丁寧に接する。
- 戦闘に興味はないが、旅の中で避けられない場面では基礎術式で堅実に対処する。
- 貴族の政治や魔術院の派閥争いには距離を置いている。
経歴
- カドレイユ領南端の村レイネン出身。代々村付き魔術師を務めるヴィルト家の娘。
- 幼少期は父ダルクスのもとで魔術の基礎を学ぶ。
- 王都魔術学校に入学。成績はそこそこの上位で、魔術院・騎士団いずれの道にも進めたが、卒業後に旅の物書きになることを選ぶ。
- 以降、アーヴェリア各地を旅しながら紀行文を執筆。王都の書店で数冊の著書が出版されている。
家族
- 父・ダルクス・ヴィルト — レイネンの村付き魔術師。三代目。実用に徹した飾り気のない魔術を使う。娘の選択を半ば諦め、半ば認めている。
- 母・リネア・ヴィルト — 薬草と民間療法に詳しい。魔術の心得はない。淡白だが根は心配性。
- 兄・アーレン・ヴィルト — 王都の魔術院で研究員を務める。二つ星の審査を目指している。家の期待を背負って「上」に進んだ。
魔術
- 王都魔術学校で基礎をみっちり学んでおり、基礎術式の精度は高い。
- 得意とするのはマナ弾。派手さはないが、的確に急所を狙う堅実な戦い方をする。
- 旅では灯り、防護、簡単な探知など生活魔術を多用する。
- 戦闘特化の魔術師ではなく、実力は「そこそこ」の域。本人も戦闘に興味がない。
著書
- 『東部街道紀行』
- 『北方辺境の冬』
- 『南東部紀行』(執筆中)
いずれも各地の庶民の暮らしや風土を記録した紀行文。政治論や学術書ではなく、旅先で出会った人々の声を書き留めるスタイル。
装備
- 短杖 — 基本術式が刻まれた標準的な短杖。特注品ではなく、魔術学校の卒業生が最初に手にするような実用品。
- 手帳 — 旅の記録用。常に携帯している。
信条
「見たものを、見たまま書く」。
王都の魔術院と地方の庶民の間にある距離を、自分の足と目と筆で繋ごうとしている。繋ぐ、というのは大袈裟だと本人は思っているが、書くことをやめるつもりはない。