世界の誕生

世界は混沌に満ちていた。 大いなる神々に居場所を追われた創造神は、安住の地を求めて新たな世界を創り出した。

六柱の神々

創造神は六柱の神々を生み、役割を分け与えた。

役割
境界の神エッサロム外界との境を定めた
秩序の神ティモテマナを介してソルに命を与え、秩序を築いた
生命の神イル命を芽吹かせた
大地の神グラン地を司った
大海の神シーア海を司った
大空の神リヴィア空を司った

まず境界の神エッサロムが外界との境を定めた。 創造神は己を「マナ」と「ソル」に分かち、世界に満たした。これにより創造神は消滅し、マナとソルとして世界に遍在する存在となった。 秩序の神ティモテはマナを介してソルに命を与え、秩序を築いた。 生命の神イルは命を芽吹かせ、大地の神グラン・大海の神シーア・大空の神リヴィアがそれぞれ地・海・空を司った。

こうして世界は形を得た。

使徒と精霊族

秩序の神ティモテは、選ばれし者に力を与えて精霊族を生み、 彼らに「世界秩序を記す石碑」の守護を命じた。 境界の神エッサロムは「境界守の民」を遣わし、 生命の神イルは「生命の勇者」を遣わして命を護らせた。

: 「境界守の民」「生命の勇者」は精霊族とは別の存在である。

神々は彼らを代行者とし、世界は長き安らぎを得た。

使徒と半使徒

  • 使徒…神により造られ、遣わされた存在。精霊族、境界守の民、生命の勇者など。
  • 半使徒…神に造られたわけではないが、後天的に使徒に準ずる力を得た存在。

外なる神々の尖兵襲来と神々の眠り

やがて外界より、外なる神々の尖兵が世界を侵攻した。

精霊族、境界守の一族、生命の勇者が協力してこれを打ち倒したが、神々もまた深い傷を負った。

ティモテ・イル・エッサロムの三柱は使徒に役目を託し、眠りについた。ただし、この「眠り」は完全な断絶ではなく、重要な局面では世界に干渉することができる。

残るグラン・シーア・リヴィアの三柱は眠りにつかず、引き続き世界を管理している。

その日より、眠りし神々の声は遠ざかり、世界の運営は覚めたる三柱と使徒・精霊に委ねられた。

精霊大戦と石碑の散逸

時は流れ、精霊族のあいだに争いが芽生えた。

やがてそれは大いなる戦へと変わり、「精霊大戦」と呼ばれる。

精霊大戦の首謀者であるジン・ハルファスは「魔王」と呼ばれ、世界に甚大な被害をもたらした。最終的に、生命の神イルが遣わした生命の勇者ユウ・イル・アーティエと仲間たちの手によって討伐された。

戦乱の果てに、石碑は砕かれ、世界各地へと散った。

その破片に触れた人間は、はじめて魔術の力を得た。

人間の時代

精霊族は衰え、彼らの世は終焉を迎えた。 代わって人々は、石碑の力を手に文明を築き始めた。 弱く短命なれど、学び、数を増やすことで力を得る人間は、 やがて精霊に代わって世界を導く存在となった。

: この世界における「人間」とは、すべての人型種族の総称である。

こうして「神々と精霊の世」は閉じ、 「人間の時代」が幕を開けたのである。

世界の年表

時期出来事
精霊大戦より1万年以上前創造神が世界を創る。六柱の神々を生み出し、創造神は眠りにつく
六柱の神々が世界を形作る
使徒(精霊族・境界守の民・生命の勇者)が生まれる
各種族が生まれる
精霊大戦終結より約200年前外なる神々の尖兵が世界を侵攻。精霊族・境界守の一族・生命の勇者が協力してこれを打ち倒す。神々が傷を負い、三柱が眠りにつく
精霊大戦終結より約100年前ティモテの六使徒が分裂し、精霊大戦がはじまる
精霊大戦終結より約80年前アル・ティアリスとジン・ハルファスが衝突し、両陣営は互いに大きな損害を受ける
新世暦1年生命の勇者ユウ・イル・アーティエとその仲間により、魔王ジン・ハルファスが打ち倒される。精霊大戦の終結
新世暦1100年代現代

: 「新世暦」は精霊大戦の終結(魔王討伐)を起点とする暦法である。

神の名とミドルネーム

この世界では、信奉する神の名をミドルネームにする文化がある。例えばドラグニカ家は代々大地の神グランを信奉しており、「カルセナ・グラン・ドラグニカ」のように名前にグランが入る。同様に「ユウ・イル・アーティエ」は生命の神イルの名を冠する。