種族人族
国家アーヴェリア王国
状態生存
所属アーヴェリア魔術院
登場ルーカス篇
魔術師
リゼ・ヴァレイン
概要
アーヴェリア王国の現王家直属の騎士にして宮廷魔術師。鮮紅に輝くマナの矢《赤弾》を放つことで知られ、その威力と貫通力から「烈星(れっせい)」の異名を持つ。出自は商家であり、血筋による後ろ盾を持たないながらも、己の才覚と武勲によって王家に抜擢された異色の存在。
経歴
- 幼少期より商家の生まれにしては珍しく強靭な身体能力を示していた。また、父の知り合いの魔術師の扱う魔術に魅せられ将来は魔術の道を歩むことを決意する。
- 王都魔術学校に在籍し、当時から模擬戦では負けなしであった。
- 第一次帝国侵攻の折、義勇兵として軍に志願。最前線で数々の武勲を挙げた。この功績により、王家直属の騎士に任じられ、宮廷魔術師として登用された。さらに自身の部隊「赤き連星」を創設する権限を与えられた。
- 第二次帝国侵攻を前に、王家が新設した「アーヴェリア五星」の一角に任命される。
魔術的特性
- 得意とするのは赤く発光するマナ矢《赤弾》。通常の魔弾を遥かに上回る貫通力を誇り、厚い魔法障壁すら貫くことができる。
- この術式はリゼ自身の戦闘経験から編み出された独自魔術であり、他者が再現することは極めて難しい。
- 近接戦闘も高い身体能力でこなす。
位階と評価
- 王国魔術院では二つ星魔術師として登録されているが、これは学術的論文や体系的研究をほとんど発表していないためであり、実力の低さを意味するものではない。
- 実戦における評価は圧倒的に高く、兵士や騎士からは絶大な信頼を寄せられている一方、貴族や学術派の魔術師からは「粗野で学のない野戦魔術師」と揶揄されることもある。
人物像
- 真面目で妥協を許さぬ性格。言葉遣いは飾らず率直で、貴族社会ではしばしば浮いてしまう。
- 一方で部下への面倒見は良く、「赤き連星」の隊員からは尊敬されている。
セリフ例
- 「私は平民の出ですから、私にあるのはこの魔術だけです。」
- 「私がいる限り、ここは通さない。」
- 「命令は承知しました。必ず成し遂げます。」
- 「あなたの覚悟、確かに見せていただきました。」
- 「下がっていてください。ここから先は私の役目です。」
- 「礼には及びません。騎士として当然のことをしたまでです。」
- 「油断しないでください。敵はまだ息があります。」
- 「申し訳ありませんが、引く気はありません。」
使用する魔術道具
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特注の銀の短杖
リゼの強力な赤弾に耐えうるだけの強度を持つ特注品。王都の名のある工房で作られた逸品であり、通常の魔術杖では赤弾の威力に耐えられず破損してしまうため、特別に鍛造された銀製の短杖が用意された。
使用する魔術
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マナ弾
魔術師の基本攻撃術式。体内のマナを圧縮し、弾丸状に射出する。威力や射程は術者の技量とマナ量に依存する。リゼはこの基本術式を徹底的に鍛え上げ、独自の赤弾《せきだん》へと昇華させた。通常のマナ弾は淡い青白い光を放つが、リゼの放つ赤弾は鮮烈な紅色に輝き、貫通力が桁違いに高い。
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紅命律
リゼの隠し玉で、奥の手。
この世界のすべての存在はマナを内包しており、人間もまた例外ではない。
本来、マナは生命活動を維持するために使われるが、リゼはその流れに”追加の命令”を与えることで、身体そのものを強制的に活性化させる術を編み出した。
発動中、筋肉・神経・反射速度のすべてが常人を遥かに凌駕するが、同時に肉体への負荷も極めて大きい、危険な魔術でもある。
リゼはその恵まれた身体能力と鍛錬によって、この術を唯一制御を可能にした。