魔獣
概要
この世界では、生まれつき大きなマナを持つ動物を「魔獣」と呼ぶ。超自然的な存在ではなく、マナという自然現象の延長線上にある生き物である。
特徴
- 通常の動物より体が大きく、角や牙が発達している。
- 体表にマナの膜を纏う個体もおり、物理的な攻撃が通りにくくなる。
- マナを多く持つが、術式を組む知能はない。マナはただ体内に満ちているだけで、魔術のように操ることはできない。
- マナが骨や筋肉に蓄積することで、身体の変質(角の巨大化、牙の変形など)が起きる。
生態
- マナの濃い土地に生息する。深い森や人の手が入っていない山間部など。
- 人の開拓が進み森が減ると、魔獣の生息域も狭まる。
- 基本的には森の奥で静かに生きているが、水場や縄張りの問題で人の生活圏と重なることがある。
人間との関わり
- 庶民にとっては「たまに出る厄介な大型獣」。恐れの対象ではあるが、日常的な脅威ではない。
- 地方では害獣駆除として討伐依頼が出されることがある。
- 魔獣の素材(角、牙、毛皮など)はマナを含んでおり、魔道具の材料として売買される。辺境の村にとっては臨時収入になる。
- 魔獣の肉は食用にもなる。マナの名残りで舌が痺れることがあるが、保存が利くため重宝される。
呼称について
庶民は一般的に「魔獣」と呼ぶ。呪いに蝕まれた人間や、外界の神々の影響を受けた存在なども、庶民の間では広く「魔物」と呼ばれることがあるが、厳密には異なる現象である。