魔術

魔術とは秩序の神ティモテの力を借りてマナを操る術である。古くは精霊族のみが使うことができたが、現代では他の種族も使うことができる。

魔術の種類(一般魔術体系による区分)

  • マナ学
  • 術式学
  • 属性魔術学
  • 翻訳学(魔術言語学)
  • 魔術工学
  • 契約・召喚学

※①〜⑤は一般魔術言語ベース、⑥は精霊言語ベース。詳細は魔術詳細設定を参照。 ※魔術による治療はできなくはないが、かなり難度が高い。治癒術(イルの力)については日常生活と魔術を参照。

原初言語

この世界には、世界の秩序がすべて記された石碑が存在し、そこには「原初言語」と呼ばれる特別な言語でこの世界の秩序が記述されている。(※「石板」は誤表記)魔術の本質は、この原初言語を通じて秩序の力にアクセスすることにある。

古の時代、石碑は精霊族によって秘匿されていたが、精霊大戦以降世界に散らばり他種族の手にもわたるようになった。

原初言語の系統

  • 存在系統…「存在する/しない」を規定する、最も根源的な命令群。
  • 時間系統…時間の流れを規定する、存在系統に次いで根源的な命令群。
  • 空間系統…場所や座標を規定する、存在系統に次いで根源的な命令群。
  • 変化系統…物質や性質の変化を規定する命令群。
  • 因果系統…原因と結果の関係性を規定する命令群。
  • 認識系統…知覚や認識を規定する命令群。

位階言語

原初言語が精霊族以外の種族にも伝わるようになったが、原初言語をそのまま扱うことは難しい。そのため、人族は原初言語を元にした複数の翻訳体系—位階言語を編み出した。

これらの言語は、原初言語に比べると効率が劣るものの、秩序との接続を仲介する術式言語として十分な力を発揮する。

  • 一般魔術言語…現在に人族の多くの魔術師が扱う位階言語。元来原初言語では持たない「属性」「操作」「契約」など、人が扱いやすい形の基本式をベースとしており、高い拡張性を持ちつつ、扱いやすいことが特徴。
  • 精霊言語…人族に魔術が伝わってから初期に精霊族によって人族に与えられた言語。精霊を介して魔術を扱うという考え方がベースにあり、拡張性はないが、対話ベースで魔術を扱うことができ、習得の難易度が低い。発話が必須。

位階言語から原初言語への変換

位階言語は原初言語を置き換えたものであるためそのままでは魔術を扱うことができない。そのため、位階言語から原初言語への翻訳を行う必要がある。これを担うのが魔導書である。魔導書は位階言語を自動で原初言語に翻訳する翻訳機であり、また位階言語の辞書でもある。位階言語の全ての命令は一つの魔導書にまとめるには膨大であり、完全な位階言語を収めた魔導書は研究者ぐらいしか持たない。そのため、一般的な魔術師は一部の命令のみをまとめた簡易的な魔導書、もしくは魔道具を扱うのが一般的である。しかし、術式を小さな媒体に収める技術も存在しており、ブローチ大の魔導書も存在している。これらは非常に高価で、また入手自体も難しいため、一部の有力な魔術師のみが持っている。

神子(みこ)

上述の通り、魔術は位階言語を通じて原初言語にアクセスすることで行使されるが、一部のものは生まれつき原初言語をその身に宿し、感覚のみで魔術を扱うものもいる。そういった存在は『神子』と呼ばれる。神子は生まれつき宿した能力のみしか使うことができないが、魔術体系には含まれない特殊な力を扱えることが多い。

  • 『響き』の神子…主に波を操る神子。とくにマナを波として扱うことができ、「マナを共鳴させることで人の心を癒す」「マナを振動させて相手の身体を破壊する」などが可能。