種族人族
国家アーヴェリア王国
状態生存
年齢14
所属王立魔術学校
登場ユノ篇
主人公魔術師
ユノ・フェルティア
概要
アーヴェリア王国南東部の山間、ルーアの谷で育った少女。第二次帝国侵攻の戦火で両親と故郷の村を失い、六つの時に元宮廷魔術師カーラ・ヴェルトに拾われる。以降八年間、カーラのもとで剣術と魔術の修行に励んだ。
カーラの死後、十四歳で谷を出て王都を目指す。旅の途中でフィン・ノルデンとベルク・ハートマンを魔物から救い、共に王都に到着。王立魔術学校の特別枠での受験を決意する。
人物像
- 物語開始時は八つ。カーラの死後、谷を出る時点で十四歳。
- 好奇心が強く、新しいことを知る喜びを素直に感じる性格。
- 考えることが好きで、術式の構造を分解・再構成するのを「パズルみたい」と楽しむ。
- 一方で、身体は頭より先に動くこともあり、カーラに「身体の方が賢い」と評された。
- 人見知りだが、困っている人を見過ごせない芯の強さを持つ。
- カーラへの深い敬愛と感謝を胸に抱いており、教わったことを一つも忘れまいとしている。
口調
- 基本は丁寧語。カーラには「です・ます」混じりの親しみある敬語。
- 例:「先生、スープおいしいです」「してません」「怖かったです」
- 心の中での独白はくだけた口調。
- 例:「くそ、と心の中だけで思う」「すごい。すごいけど——ちょっと、くらくらする」
経歴
- 六つ以前:アーヴェリア東部の村で生まれるが、第二次帝国侵攻で村が焼かれ、両親を失う。焼け跡の中で泣かずにいたところをカーラに発見され、引き取られる。
- 六〜十四歳:ルーアの谷のカーラの家で暮らす。毎日の剣術・魔術の鍛錬を受けながら育つ。十歳で初めて魔物(魔狼)に遭遇。十二歳で王都騎士レイス・ハルトの訪問を受け、外の世界を知る。
- 十四歳:カーラの死後、谷を出て王都を目指す。旅の途中でフィン・ノルデンとベルク・ハートマンを魔物から救い、共に王都へ。王都で幼なじみのレイス・ホルツと再会し、王立魔術学校の特別枠での受験を決意。
戦闘・魔術
- 剣術:カーラから宮廷式の剣術を叩き込まれた。体格は小柄だが、間合いの感覚と回避に秀でる。カーラの遺した銀鋼の長剣を使用。
- 魔術の弱点:マナの総量が少なく、障壁など力押しの術式が苦手。
- 術式構築の才能:マナ不足を補うため、術式の裏道(間接的な手法)を見つけるのが得意。八つの時点で風と火の複合術式を感覚的に成功させた。
- マナ感知:術式を使わずとも獣や魔物の気配を感じ取る天性の感覚を持つ。カーラも驚く能力。
使用術式
- 風と火の複合術式:灼熱の突風を生む。ユノの最も得意な攻撃魔術。
- 障壁:マナの壁を張る防御術式。長年の弱点だが、石を弾く程度には成長。
- 風歩:足元に風の術式を纏わせ、瞬間的に間合いを詰める応用術。
- 熱揺らぎ:空気に熱を流し込み、陽炎のように視界を歪ませる目眩まし。
装備
- 銀鋼の長剣:カーラの遺品。王都の名工房の作で、マナを通す特殊合金「銀鋼」製。魔物にも有効。
- 魔導書(手帖):カーラが手作りした革綴じの手帖。基本術式が記されている。
- 術式の帳面:ユノ自身が書き溜めた術式と理論のノート。
- カーラの短杖:カーラが宮廷時代から使っていた飾り気のない短杖。
人間関係
- カーラ・ヴェルト:師匠であり育ての親。ユノにとっての世界の全てだった存在。
- ルッツ:ルーアの谷の幼なじみ。鍛冶屋の息子。気さくで、ユノをよそ者扱いしなかった。
- レイス・ホルツ:ルーアの谷の幼なじみ。先にアーヴェリア王立魔術学校に入学している。
- フィン・ノルデン:旅の途中で魔物から救った同い年の少年。感謝と対抗心が入り混じった複雑な関係。共に王都を目指す中で、ユノは彼の折れない意志の強さを認めた。
- ベルク・ハートマン:フィンの護衛。旅路を共にし、恩義を感じてくれている。
- レイス・ハルト:王都騎士。十二歳の時にルーアの谷を訪れ、外の世界を教えてくれた。